〈生物〉体細胞分裂の過程を整理しよう!

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 こんにちは! 今回は、生物選択者が理解必須の体細胞分裂について解説していきます。生物基礎の範囲でもありますね!

間期

 そもそも細胞分裂は、間期分裂期に分けられます。分裂期ではない期間すなわち一度細胞分裂が終わってから次の細胞分裂が始まるまでのことを、間期と言うわけです。ちなみにですが、間期と分裂期では、圧倒的に間期の方が長いです。これ、意外と忘れがちね。細胞は、そんないつもいつも分裂していません笑

 ではその間期から見ていきましょう。間期は厳密には3つに分けることができます。

G1期

 まずはG1です。これはDNA合成準備期と言います。何をしているかといえば、名前の通りです。DNAを合成する準備をしています。

S期

 続いてはS期ですね。これはSNS合成期と言います。何をしているか、もちろんDNAを合成しています。

G2期

 最後はG2です。これは、分裂準備期と言います。この期間は、DNA合成を終了してから分裂が始まるまでの期間です。

分裂期

 それでは実際に分裂期を見ていきましょう。まず、分裂期は大きく4つに分けられます。前期・中期・後期・終期です。これだけ覚えたら、詳しく見ていきましょう。

前期

 前期では、核膜や核小体が消失します。その一方で、動物細胞では中心体が両極に分離して、その周囲に星状体が形成されます。さらに植物細胞も含めて、紡錘糸が生じます。

 また、この頃になると染色体が観察できるようになります。 みなさん分かっていますか? 染色体が観察できるのは細胞分裂の時だけですよ! 普段は見れないんですからね!

中期

 中期では、紡錘糸と染色体が合体して、紡錘体が完成します。そして、染色体は細胞の赤道面に綺麗に並びます

後期

 後期になると、いよいよ染色体が分離し、紡錘糸に引っ張られるように両極に移動します。

終期

 終期になると、染色体は再び見えなくなります。そして核膜や核小体が現れ、2つの細胞に分裂する最終準備がとられます。娘核ができるとともに、細胞質も分裂します。そして、植物細胞では中央に細胞板が形成され、動物細胞では中央がくびれる形で、最終的に2つの細胞に分かれます。

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