〈生物〉細胞の研究過程について解説!

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 今回は、細胞の発見過程を解説します。よく生物基礎の初回で勉強する範囲ですね。どういった順序で発見されたのか、時代も意識しつつ振り返ってみましょう!

ロバート=フック

 ロバート=フックはイギリス人で、1600年代に活躍しました。顕微鏡でコルクの切片を観察した結果、多数の小室でできていることを発見しました。”部屋”を観察できたわけですね。彼は、この”部屋”をcell(細胞)と呼びました。

 ちなみに、彼が観察したのは、正確に言うと細胞壁になります。だって部屋を区切っているのが、細胞壁ですからね!

レーウェンフック

 レーウェンフックはオランダ人で、こちらも1600年代に活躍しました。フックがコルクの切片(つまりは死んだ細胞)を見たのに対して、レーウェンフックは生きた細胞を観察しました。原生生物や細菌を観察したと言われています。

ブラウン

 ブラウンは1800年代に活躍したイギリス人です。彼は、葉の表皮を観察してを発見しました。また、原形質流動も同様に発見しました。

 ちなみに、化学で出てくるブラウン運動を発見したのも彼です。

シュライデン

 「すべての植物の構造と機能の単位は細胞である」と宣言したのがシュライデンになります。彼は1800年代に活躍したドイツ人です。一言で表せば、植物に関する細胞説を提唱した人です。

シュワン

 それに対して、動物についての細胞説を提唱したのが、1800年代にドイツで同じく活躍したシュワンになります。

 ちなみに、タンパク質の分解酵素であるペプシンを発見したのは彼になります。

フィルヒョー

 1800年代にドイツで活躍したフィルヒョーは、細胞に関してさらに研究を進めました。そして彼は、「すべての細胞は細胞から生まれる」ことを提唱したのです。これまでは、細胞はどこかで”誕生する”ものだと思っていたのですが、実際には細胞は細胞分裂によってしか生まれないということを発見しました。

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