〈共通テスト〉Study by TMTによる最速レビュー(1日目)

共通テスト

社会

日本史B

 日本史Bの内容はかなり難化したと言えます。問題用紙に記載されている資料をもとに答えを導き出す形式の問題は残されていましたが、各問題の出題内容が細かくなりました。

 特に、年代を正確に記憶していないと解けない問題も幾らか出題されました。具体的には防穀令事件、琉球漂流民殺害事件、鉄道国有法などですね。今回の問題に対しては、日頃から年代や出来事の順番を正確に覚えておく必要があったと思います。

世界史B

 世界史Bについては、昨年度から難易度の変化はほとんどありませんでした。ただし、昨年はフランス革命に関するかなりの長文を読ませる問題が出題されましたが、今回はそういった問題はありませんでした。純粋に知識を持っていれば解けた問題がほとんどだったと思います。

現代社会

 昨年並みの難易度でした。昨年同様、論理的思考力を問われる問題が多く出題されました。図や表から読み取る問題、世界地図などの一般的な常識を知っていることが前提の問題などが多く出題された印象です。一方で倫理範囲は暗記が必要な部分が多く思想家とその思想の内容が一致していないと解けない問題が出題されました。

政治経済

 昨年よりも問題文が多く、しっかりと何を問われているか把握する必要があったと思います。そのため時間を気にしつつ繊細な回答が求められたので、難化したと感じました。

国語

現代文

 大問1は柔らかめの随筆文、大問2は物語文でした。感想としては、従来通りの問題形式であり、難易度も例年通りだと感じました。大問1の漢字の異なる意味を持つものを選ぶ部分で新傾向がありましたが、そこまで難しいものでなかったと思います。

古典

 古文については『増鏡』『とはずがたり』が出題されました。極度の難問は出なかったと思います。

 漢文については聞いたこともないような出典でした。また、漢詩文の出題もありました。七言律詩・七言絶句などの用語もしっかり覚えておく必要がありました。

英語

リーディング

 リーディングについては、昨年と問題傾向は変わりませんでした。難易度については、やや難化だと思います。昨年のものが特別に簡単だったので、それよりは難易度が少し戻ったと考えられます。

 第5問の伝記は「テレビを発明した人」に関するもので、そこまで読みづらくはなかったと思います。また、第6問にはプラスチックに関する問題だったので、理系の人は少し読みやすかったかとは思いますが、知識のない人でも全然解きやすかったと思います。

リスニング

 リスニングについてはおおよそ去年と同様の問題形式でした。第6問Bでは、「賛成する人数は何人か」という昨年と同じタイプの出題でした。

 難易度については昨年から変化なしだと思います。問題形式が想定できた分だけ、簡単に感じた人も多かったのではないしょうか。

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