【共通テスト2023】レビュー速報(1日目)

共通テスト

 共通テスト1日目が終了しました。Study by TMTではレビュー速報をお伝えします。

社会

日本史B

 日本史は全体的に見ると難易度としては標準に収まったという印象でした。昨年に比べ資料問題が増加するとともに、去年に比べてしっかりとした知識を持った状態で臨む必要のある問題も出題されていました。ただし、問題文を読むことによってある程度回答を導き出すことができる問題も出題されていたため、そこまで難易度としては難化することはなかったです。また、文化に関する問題を出題する一方で、今回の出題のメインとなったのは今年も政治と外交でした。

世界史B

 世界史は女性史や金貨をテーマにした問題など、幅広く出題されました。ただ、普段よりも近現代より前の範囲からの出題が多かったように感じました。知識としては基本的なことを聞かれることが多かったです。また、中国文化史の問題がかなり出てきたので、文化史が苦手な人にはかなり大変だったかもしれません。

地理B

 地理については、定番の地形や気候に関するものが出題された一方、地誌は中国とインドが出題されました。いわゆる降水量1000mmのラインを問う問題など、基本問題が多かったです。また、日本地理としては利根川流域が出題されました。

現代社会

 現代社会は、例年並みの難しさでした。問題文から読み取る問題は昨年より少し減った印象です。その分、基礎知識がなければ解けない問題が少し多かった印象でした。

政治経済

 政治・経済は全体的に表や図などを読み取る問題が多く出題された印象です。表にや図に書かれている情報と自分の持っている知識を組み合わせて、選択肢の矛盾を探す問題も見られました。また、問題文が非常に長くなっているため、読むことに時間を取られてしまいます。長い問題文から必要な部分を素早く見つけ、抜き出す能力が重要です。昨年度と問題の難易度は総合的にあまり変わらないと考えます。

国語

現代文

 大問1が文章1と文章2を比較しながら解く問題などもあり、やや難しくなっていたと感じました。大問2は平年通りの難易度だったと思います。

 漢字の出題方法がやや変更になりました。

古典

 古文では俊頼髄脳が出題され、例年通りの難易度でした。漢文についても、例年並みの難易度でした。

英語

リーディング

 リーディングも概ね平年通りでしたが、昨年よりもやや読む量が多かったようで、読むスピードも重要になってきました。

リスニング

 リスニングは概ね例年と形式は変わりませんでしたが、第6問Bの1問目が、賛成している人数ではなく、賛成している人物を問う形に変更されました。また、第4問では優勝賞品を渡し方という今まであまり見ない形での出題となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました