〈生物〉細胞間結合について徹底解説!

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 今回は細胞間結合について解説していきます。そもそも細胞間結合は大きく3つに分けることができます。密着結合・固定結合・連絡結合ですね。1つずつ解説していきます。

密着結合

 密着結合とは、主に上皮細胞で見られる結合です。上皮組織では細胞間の隙間がほとんどないんでしたよね? だからこその”密着”結合です。文字どおり、細胞膜同士を隙間なくピッタリとくっつけます。

固定結合

 固定結合とは、カドヘリン同士で行われる結合です。厳密には2種類に分けられるので、分けて解説していきます。

接着結合

 1つ目は接着結合です。アクチンフィラメントと結合したカドヘリン同士による結合がこれに当たります。

デスモソーム

 2つ目はデスモソームです。こちらは中間径フィラメントと結合したカドヘリン同士による結合です。

連絡結合

 さあラストは連絡結合です。2つの細胞の細胞質をつなぐ結合です。これも植物細胞と動物細胞で微妙に違うので分けて解説します。

ギャップ結合(動物細胞)

 動物細胞ではギャップ結合と呼ばれます。中空で細胞膜を貫通できるタンパク質の管が2つの細胞をつないでいると考えてください。このタンパク質の穴を通じて様々な物質を通すことができます。

原形質連絡(植物細胞)

 植物細胞では原形質連絡と呼ばれます。植物細胞の場合は細胞壁があるので、タンパク質に膜を貫通させることはできません。代わりに細胞壁の穴から細胞膜を通して隣の細胞と繋がります。多分文面で見てもわからないよね? 手持ちの図説で絵を見てください(笑)。いずれにせよ隣り合った細胞をつなげて、そこで物質のやり取りができるわけです。

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