〈生物〉絶対にどこかで出る!PCR法について徹底解説!

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covid-19はいまや全世界での感染者は8960万人を超え、猛威を振るっています。そしてその検査方法として現在使われているのが「PCR法」です。これは高校範囲の生物で習うものであり、共通テストや二次試験にも出てもおかしくない内容です。共通テストまで残り一週間を切った今、もう一度再確認してみましょう!

「ポリメラーゼ連鎖反応」(Polymerase Chain Reaction)

特定の塩基配列を、人為的に大量に増幅させること(※特定の塩基配列が少ししかなくてもできる)

高温で1本鎖にほどく→プライマーを結合する→DNAポリメラーゼで複製する

①DNAを95℃で処理し、元となるDNAを一本ずつのヌクレオチド鎖にする

②プライマーを与え、55℃にして一本鎖になったDNA鎖に増幅させたい部分の両端にプライマーを結合させる

③72℃にして、DNAポリメラーゼ(好熱性細菌のもの→だから高熱で失活しない!)をはたらかせると、それぞれの一本鎖DNAに相補的なDNAが合成される。

①~③で1サイクル!

PCR法により、2~3時間で約20回の複製ができます。その結果、2~3時間で、必要とする特定の遺伝子を2^20=100万倍に増幅することができます。

ほしいDNAのみが複製されるようになるのは3サイクル目からです。

大まかな流れはこんな感じですが、是非自分自身で書いてみてください。(↓こんな感じ)

では、初回はこのくらいで失礼します。(ペンタブって難しい…)

次回、語呂の似ているものをまとめるか、遺伝子組換えにしようかと考えています。

やってほしい分野、質問、文句、間違いなどありましたら、どんどんコメントして頂けると幸いです。

コメント

  1. きろま says:

    PCR法に使われるプライマーの特徴についても述べておくとよりいいと思いますよ!

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