〈古文〉絶対敬語「奏す」「啓す」の使い方

国語の記事のサムネイル古文

絶対敬語とは

 絶対敬語というのは、動作の受け手が最大級に偉い人に用いられる謙譲語になります。絶対敬語には、「奏す」「啓す」の2種類があります。

絶対敬語の種類

奏す

 奏すの意味は「申し上げる」ですが、動作の受け手は天皇か上皇です。つまり、奏すが出てきたら受け手は必ず天皇か上皇ということが分かります。

啓す

 啓すの意味も「申し上げる」です。ただしこちらの動作の受け手は、皇后・中宮・皇太子などになります。つまり天皇家の関係者ですね。啓すが出てきたら中宮などが受け手とすぐに分かるようにしましょう。

まとめ

 今回は、絶対敬語について解説しました。絶対敬語が出てきたら受け手が限られるため、ラッキーだと思ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました