〈漢文〉知っておくと有利な和漢異義語(難関編)

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 こんにちは、昨日に引き続き和漢意義語について解説します。

 昨日配信した基本編はこちらです。

遠慮(えんりよ)

 現代語では「いやー、遠慮しておきますよ」というように、控えめにするときに使いますよね。漢文では、「先々まで見通した深い考え」という意味になります。

学者(がくしや)

 現代語では「学問のプロ」のことを言います。しかし漢文では「学んでいる人全般」の意味になります。つまり漢文の世界では、皆さんも「学者」ですね!

稽古(けいこ)

 現代語では「練習」くらいの意味です。漢文においては「昔のことを考えること」という意味になります。

是非(ぜひ)

 現代語では「是非お願いします」と言った誘い文句に使われます。しかし漢文では「正しいことと間違ったこと」という意味になります。まあ、漢文の意味も現代で使われたりしますけどね。「物の是非を判断する」みたいな使い方しますよね!

大丈夫(だいじやうふ)

 現代においては「問題ない」みたいな意味になりますが、漢文においては「立派な男子」という意味になります。ちなみに「丈夫」も同様の意味です。

庖丁(はうてい)

 現代語においては、料理に使う包丁の意味ですよね。しかし、漢文においては「料理人」という意味になります。これ漢文で間違えて読んでしまうと大事故が起こるので、「庖丁」ときたら「人」だってわかるようにして下さいね。

まとめ

 前回に引き続き、押さえておきたい和漢意義語をまとめました。今回のものは少しマニアックですが、それでも問われることは普通にありますので、ここまで押さえてください。

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