〈生物〉電子伝達系について

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今回は前回・前々回の続編として、呼吸の反応経路の最終段階「電子伝達系」についてまとめていきたいと思います。

まず、電子伝達系は「ミトコンドリアの内膜」で行われます。

反応式は 10NADH+10H⁺+2FADH₂+6O₂→10NAD⁺+2FAD+12H₂O+34ATP です。

電子伝達系はO₂を必要とします。 

↓図1

「は?ミトコンドリアの内膜って言ってたのにこれどこだよ?」という方がいそうなので、この図を付け足しておきます。

↓図2

では、図1の①~④をここに書いておきます。

①24e⁻が動くことでH⁺が膜間腔(まくかんくう)に取り込まれる

②H⁺が入ってくることで膜間腔のH⁺濃度が高くなる。そしてマトリックスのH⁺濃度が低下する。

③そのH⁺濃度の差によって拡散が起こる。

④H⁺がATP合成酵素を通り抜けるときに、ATP合成酵素が回転し、ATPが合成される。

解糖系・クエン酸回路・電子伝達系の全体の反応

C₆H₁₂O₆+6O₂+6H₂O→6CO₂+12H₂O+38ATP


以上で呼吸の反応経路はおしまいです。あとは呼吸商などですかね。お疲れ様でした。

全く関係ない余談ですが、「毛ガニに何故毛があるのか」ははっきりとわかっていないそうです。

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