「原核生物」と「真核生物」の違い
原核生物…「核膜」や「膜構造をもつ細胞小器官」をもたない原核細胞からなる生物。転写と翻訳が同じ場所で行われる。
真核生物…「核膜で包まれた核」をもち、ミトコンドリア、小胞体、葉緑体などの「膜構造をもつ細胞小器官」をもつ真核細胞からなる生物。転写、スプライシングは核内、翻訳はリボソームで行われる。
「動物細胞」と「植物細胞」の違い
まず、植物細胞にのみ「細胞壁」と「葉緑体」がある。
そして、動物細胞では「ゴルジ体」が発達し、植物細胞では「液胞」が発達している。
また、植物細胞においては「中心体」が藻類、シダ植物、コケ植物の精子を作る細胞にのみ見られる。
複製、転写、スプライシング、翻訳、発現について
複製…二重らせん構造のDNAがDNAヘリカーゼによってほどけて、一本鎖になる。そして、それぞれ相補的な鎖が合成される過程。
転写…DNAの2本鎖のうちの一方の鋳型鎖をもとにmRNAが合成される過程。
スプライシング…エキソンとイントロンはすべて転写されmRNA前駆体となる。転写後にmRNA前駆体からイントロンが切り取られ、エキソン同士がつながれて成熟mRNAになる過程。
翻訳…mRNAの塩基配列をもとにtRNAがアミノ酸を運搬し、タンパク質が合成される過程。
発現…遺伝情報に基づいてタンパク質が合成されること。
「ウイルス」と「細菌」の違い
ウイルス…自分自身で増殖できないため、寄生して増殖する。また、代謝系をもたない。
細菌…細胞壁をもつ原核生物。
「減数分裂」と「体細胞分裂」の違い
減数分裂…生殖細胞をつくるときに行われる。DNA量(染色体数)が母細胞の半分になる。
体細胞分裂…体細胞をつくるときに行われる。DNA量(染色体数)が母細胞と同じになる。
淡々とした説明になってしまい、すみません。
ぜひ自分で資料集を確認したり、図を描いてみたりしてみてください。
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専門分野:生物、現代文
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