〈生物〉無性生殖の4つの方法をまとめよう!

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 今回は無性生殖について整理します。

無性生殖と有性生殖

 そもそも生殖方法には、有性生殖無性生殖に分かれることはご存知ですかね? 配偶子を介して行われる生殖方法を有性生殖、そうじゃないものを無性生殖と言います。例えば人間の場合は、精子と卵子という配偶子を介して生殖が行われます。なので有性生殖ですね! 逆にゾウリムシのように分裂して増えるなど、配偶子を介さないものを無性生殖と言います。

 無性生殖のメリットはなんと言っても種類を増やしやすいことですね! 人間は精子と卵子が出会うまで子孫を残せないのに対して、無性生殖では比較的簡単に子孫を残すことができます。しかし有性生殖の場合には、配偶子が合体することで多様な遺伝子が作られ、環境が変化しても全滅する可能性を低くすることができるわけです。

 今回は無性生殖について掘り下げて行きます。

無性生殖の種類

分裂

 1個体から2個体に分かれて増える無性生殖を分裂と言います。”分裂”と聞けば、”細胞”をイメージしますよね? 細胞分裂に精子と卵子の合体プロセスなんてなかったはずです! そのため、主に単細胞生物でこの方法が採られています。ただし、イソギンチャクなど一部の多細胞生物でも分裂が起こることがあります。

出芽

 単細胞生物の分裂の場合は1つの個体から大体同じ大きさの2つの個体が生まれましたね。ところが、生じる2個体の大きさが違う場合は、出芽という名前になります。親から芽が出るように新しい個体が生じ、やがて離れていく形になります。酵母菌やサンゴはこの方法をとっています。

胞子生殖

 胞子から次の個体を生じる場合は胞子生殖と言います。胞子というのは合体(人間で言うなら受精)をせずに次の個体になれる生殖細胞です。厳密に言うと、減数分裂で生じる真正胞子と体細胞分裂で生じる分生子に分けられます。

栄養生殖

 植物では栄養生殖の方法をとることがあります。「植物って普通は花で受粉して、その後に受精して…」って思ってますよね? しかし生殖器官である花ではなく、栄養器官である根・茎・葉から新しい個体を生じる植物もいいます。こういった生殖方法を栄養生殖と言うのです。

 例えばジャガイモは茎、サツマイモは根、タマネギは葉、チューリッやユリは球根ですね。

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