〈進路〉大学の授業について

大学紹介

今回は大学の授業について少し話をします。

大学にはいろんな学部が存在します。例えば法学部、政治経済学部、文学部、理工学部など

では、大学説明会で説明されることだけで、実際の大学の授業風景について理解することはできるでしょうか?

答えはノーだと思います。

そこで、自分の在籍する大学で実際に開講されている授業について、少し紹介します。

私の在籍している学部は、法学部です。

どの大学かは言いませんが、どの大学も法学部が文系学部の中では最も定期試験が難しいと思います。

7月中頃の現在の私は、他の文系学部がレポートなどで早々に定期試験を終わらせている中で、他の学部を恨みながら六法全書と各教科の参考書や教科書と睨めっこしています。

しかしながら、法学部だからといって開講されている授業の全てが単位取得が厳しい授業かと言われたら、それは違います。私の大学の法学部には、面白い授業が色々と開講されています。

そこで少しだけどんな授業があるのかご紹介します。

政治学

政治学と言われると、なんだか難しいと思う人もいるかもしれませんが、授業は普通に政治について一年をかけて学んでいきます。しかし、この授業を開講している先生が大変面白い先生で、自分の好きな音楽グループのMVを授業が始まる前の休み時間や、授業の合間に設けてくれる休憩時間に、大音量で流します。また、コロナ禍で始まったZOOMを使った生徒と教師が双方向でコミュニケーションを取ることができるような授業となっていました。先生が生徒たちに「あなた達が好きな音楽グループを教えてくれ」と言うと、みんなが一斉に自分の好きな音楽グループをチャット欄に打ち込みます。たまに、面白いチャットが流れてくることもありました。

教養講座

各大学の各学部にはその学部に特化した授業以外にも、これから生きていく中で必要となってくる教養を学ぶ講座があります。その講座はさまざまな授業が用意されており、自分が興味を持った授業を選択して取るという形の授業です。中には、ジャニーズについて学ぶ授業もあります。他にも、音楽について学ぶ授業、日本の文化について学ぶ授業、地域創生について学ぶ授業などが用意されています。さらに、教授の専門分野について学んでいく授業もあり、教授が満面の笑顔で自身の専門分野について楽しそうに教えてくれる授業もあります。

このような教養科目がどれくらい社会に出てから役に立つのか現時点ではわかりませんが、何気なく受講した授業が、自分の中で強烈なインパクトを残し、いつまでも忘れることができないこともあります。

実習型授業

実習型授業は、キャンプだったりスキーだったり乗馬だったりと、普段の授業では体験することのできないような体験を、夏季休暇期間や冬季休暇期間に行い、その技術を身につける授業となっています。なかなか、普段ではできないようなことも授業として、指導を受けながら安全に学ぶことができるので大変楽しい授業だと思います。

上記で紹介してきた授業は、全て法学部で開講されている授業です。想像していた法学部の授業は、憲法や刑法、民法などを六法全書を片手にみっちり勉強ずくしの授業ばかりと想像してしまうかもしれませんが、上記のような授業も法学部で開講しています。

みなさんはそれぞれ、大学を決めるときに何を基準に大学を決めていますか?

多くの人がその大学の偏差値で決めていると思います。

確かに、偏差値は大学をする上で重要な基準の一つとなると思います。

しかし、偏差値だけで決めた大学に入ってもし自分と合わないような学部に入ってしまったら、若く活発に行動することができる数年間を自分の希望とは違う形で過ごすことになってしまいます。

それは、大きな問題です。

私は、大学を選ぶ際は偏差値だけでなく、その大学では何を学ぶことができるのか?自分が本当に学びたいことは何なのかをきちっと考えて、大学を選んでほしいと思っています。

今回、法学部で開講されている授業を紹介した理由は、みなさんがちゃんと調べなければ、一体どんな授業がその学部で開講されているのかわからないことを知って欲しかったからです。

法学部でこのような授業があることを知っていたという人は少ないのではないでしょうか?

法学部だけではありません、それぞれ学部にはその学部でしか学べないことや、その学部じゃなくても学べることなどさまざまな授業があります。そのことをみなさんには知ってほしいです。

そしてもう一つ、昨今その人が在籍している大学の偏差値をもとに、その人を馬鹿にしたり、嘲笑するようなことがあるかもしれませんが、私はそのような行為には反対です。みんなそれぞれ、その大学を選んだ理由や背景があるのに、その大学のイメージだけでその人の価値を決めるのは、その人に失礼だと思います。

なのでこの記事を見てくれている皆さんは、自分の学びたい学問や行きたい進路があるのであれば、それを学ぶことができる道に進みましょう。周りからのイメージはあくまでただの「イメージ」です。その道で何をやったかの方が、どの道に進んだかよりもよっぽど重要です。

今回の記事がみなさんの進路選びのお役に立てれば嬉しいです。

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