〈政経〉裁判所の種類まとめ

公民

 今回は裁判所の種類についてまとめていきたいと思います。

最高裁判所

 最高裁判所は国のトップの裁判所ですね。司法権の最高機関ですよ。長官を含めて15名の裁判官で構成されます。全国で1ヶ所しかありません。場所はもちろん東京ですよ。

 最高裁判所は色々特殊です。まず、日本の裁判は三審制で一番最後に審議をするのが最高裁判所であることから、終審裁判所であるとされています。そして、違憲立法審査権をもつことから「憲法の番人」とも呼ばれています。

 さらに最高裁判所の長官だけは唯一内閣の指名を受けた後に天皇によって任命されます。逆に他の裁判官は内閣によって任命されます。また、最高裁判所の裁判官については衆議院議員総選挙の際に国民審査を受けます。先日の衆議院選挙でも何名かの国民審査をやっていましたね。

 最高裁判所以外の裁判所をまとめて、下級裁判所と言います。ここからは下級裁判所について1つずつ見ていきます。

高等裁判所

 まずは高等裁判所ですね。これは全国に8ヶ所設置されています。つまりは各地方に1つです。全部言っておきましょうか? 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡ですね。

 高等裁判所は、下級裁判所の中では最上位になります。原則として刑事裁判の第二審を担当します。ただし、重要事件についてはいきなり高等裁判所で裁かれます。日本を滅亡させようとしたとかそのレベルのやつです。

 また、東京高等裁判所には知的財産高等裁判所というものが設置されています。これは知的財産権についてを専門に扱う裁判所になります。最近聞かれることが出てきたので、こちらも知っておきたいですね。

地方裁判所

 続いては地方裁判所です。主に刑事事件の第一審を扱います。各都府県に1ヶ所ありますが、面積の広い北海道には4ヶ所あり、全国に計50ヶ所設置されています。

家庭裁判所

 家庭裁判所については、地方裁判所と同じ場所に設置されています。扱う事件は家族問題と少年事件になります。他の裁判所とは一味違う裁判所になります。

簡易裁判所

 比較的軽い事件を扱うのが簡易裁判所です。全国で約440ヶ所に設置されています。大方の事件は簡易裁判所だけで片付けられます。

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