〈日本史〉基礎通史② 弥生時代Ⅰ

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弥生時代

今回は弥生時代について解説していきます

旧石器→縄文→弥生の順ですね

時期としては紀元前4世紀から紀元3世紀と言われています。B.C4〜A.D3とも表記します

弥生文化

この頃になると稲作が開始されてきます。初めは湿田でしたが後に乾田になりました。稲作をするには道具も必要になりることから、木鍬・田下駄・大足・木臼と竪杵などの木製農具が登場しました。田下駄と大足は間違えやすいので注意が必要です。実った稲を収穫するために、石包丁を使って穂首刈をしていました。収穫した稲は高床倉庫に貯蔵されました。

弥生時代は金属器の使用も始まりました。気をつけて欲しいのは、青銅器と鉄器で使用の用途が異なっていることです。青銅器は銅鐸などの祭祀用、鉄器は武具農具など実用用にされていました。

弥生土器の特徴として薄手で赤褐色です。煮炊き用の・貯蔵用の・盛り付け用の高杯などが作られました。

弥生時代には機織りの技術も伝わり、糸を紡ぐ紡錘車などが使われました。この頃の男性は袈裟衣、女性は貫頭衣を着ていました。

人々は竪穴住居で定住生活を営み、人が亡くなると埋葬したが、埋葬の仕方は伸展葬となっていました。

弥生時代の遺跡

弥生時代の遺跡として有名なのものとしては、静岡県の登呂遺跡、奈良県の唐古・鍵遺跡、島根県の荒神谷遺跡加茂岩倉遺跡福岡県の板付遺跡佐賀県の菜畑遺跡吉野ヶ里遺跡などがあります。

福岡県の板付遺跡と佐賀県の菜畑遺跡は初期の水稲耕作が行われていた遺跡として有名ですが、どちらが福岡県でどちらが佐賀県だったかを間違えてしまう可能性があるので注意しましょう。

その他

弥生時代の沖縄県と北海道では弥生文化は広がらず、独自の文化が発展していました。

沖縄の南西諸島では貝塚文化、北海道では続縄文文化の採集経済が続きました。

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