〈日本史〉基礎通史 番外編 日露戦争①

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こんにちは、お久しぶりです。

コロナの濃厚接触者になってしまい、投稿が滞っていました。

そんな日本史基礎通史ですが、今回は番外編をお送りします。

私が好きなテーマを書いていきたいと思います。興味のない人は読まなくてもいいような内容となっています。

今回は、、、、、、「日露戦争」を取り上げます。

まず初めに、この内容は私の偏った知識が入っているため、内容の正確さを保証し切ることはできないものとなっていることを言っておきます。

では早速、日露戦争は日本とロシアが戦った戦争であり、1904年に起こりました。

日露戦争について書かれた小説や本などの書籍、映画は数多くありますが、私がお勧めするのは、司馬遼太郎の「坂の上のの雲」です。この作品は日露戦争に至るまでの日本で生きた、秋山真之、秋山好古、正岡子規の3人に焦点を当てて書いているものとなっています。NHKでドラマ化されているので、ぜひ見てみてください。お勧めのシーンは203高地を攻略した際に、上官から「そこから旅順港は見えるか!?」との問いに対して、兵士が発した「見えます。丸見えであります。各艦、一望の元に収めることができます」との台詞を言うシーンです。このシーンは心を動かされます。

まず、なぜ日露戦争が起きたかについて背景を説明していきます。

当時の日本は日清戦争で清に勝利し、朝鮮を清の冊封体制から外させて朝鮮半島での勢力を拡大させようとしていました。

一方のロシアは南下政策を選択し、満州での利権を拡大させていました。さらに、満州のみならず朝鮮での利権を拡大させつつある状況でした。

日本としては、強大国であるロシアが、日本海を挟んだ朝鮮半島にまで手を伸ばしてきていることに強い脅威を感じていました。

このことを端的に表した絵があるのですが、著作権問題がありそうなのでここには載せないでおきます。この絵にはタコとなったロシアが西はヨーロッパから東は朝鮮半島にまで触手を伸ばしており、清は体こそするものの満州に触手の侵入を許している状況で、日本はタツノオトシゴのようなものとなって、日本海に向かって必死に水をロシアの方に飛ばして触手が来ないようにしている様子が描かれています。

さあ、ここで考えてみましょう。日本は朝鮮半島での利権を獲得したいのに、強大な国ロシアが迫ってきていて安心できない。それどころかこのままでは朝鮮を奪われてしまう可能性すらある。日本を防衛するにあたり、朝鮮を日本の防衛に活用したかった日本としては、これは安全保障上の脅威になっている。しかし当時の日本とロシアの兵力差を比較すると、日本単独でロシアと対立するのはあまりにリスクがあるものとなっていた。そこで、同じくロシアの南下政策に対して危機感を持っていた欧州の大国大英帝国との同盟を結んだ。大英帝国は長らく他国と同盟を結ばない「栄光ある孤立」という政策をとっていた。そのため、大英帝国が極東の一小国に過ぎなかった日本と同盟を結んだことは大きな転換点となっった。

このように日本はロシアとの戦争状態突入の可能性を見据えて着々と準備を進めていました。しかしながら、戦争準備一辺倒だったわけではありません。日本は外交努力による解決も目指していました。1903年から日本はロシアとの交渉を行い、ロシアが満州を日本が朝鮮半島を支配下に置くという満韓交換論をロシア側に提示した。これに対し、当時朝鮮半島での勢力を徐々に拡大しつつあったロシアとしては、軍事力で圧倒的に劣っている日本の提案を受け入れ、勢力を拡大しようとしている朝鮮半島を手放すという選択は考えられず、日本の提案を受け入れなかった。

いま解説した日露交渉については、ドラマ「坂の上の雲」でよりわかりやすくやっているので興味がある人は見てみてください。

日露交渉が成功しなかったため、日本政府はいよいよ戦争の準備を進めます。 

ところで、戦争はとてもお金のかかる行為であるというのは皆さんもなんとなくわかるでしょう。実際に日露戦んそう当時日本には単独で戦争の費用を賄えるほどのお金がなかったため、欧米に国債を買ってもらい、戦費を調達するしかありませんでした。よって、日本政府は高橋是清を欧米に派遣し、日本の国債を買ってもらうように努力しました。この話はほぼ100%受験ではでないと思われるので、このくらいにしておきます。

 次回、いよいよ日露開戦です。

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