〈世界史〉中国の官吏登用制度まとめ

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 今回は、中国の官吏登用制度についてまとめていきます!

郷挙里選

 前漢の時代に始められ、後漢まで続いたのが郷挙里選です。これは、地方官と地方豪族が話し合って中央に推薦するシステムになります。あくまで地方官が地方豪族と話し合って決めているのです。

九品中正

 魏の時代に整備され、魏晋南北朝時代いっぱい続いたのが九品中正という仕組みになります。これは、中央から派遣された中正官が地方の官吏希望者を9等級に分けて中央に報告する仕組みです。

 ただし、これが門閥貴族による政治独占という結末をもたらします。「上品に寒門なし、下品に勢族なし」とはこのことから生まれています。

科挙

 そして隋の時代に始まり、清の時代まで1000年以上にわたって使われたのが科挙です。いわゆる、科目ごとの試験になります。これで貴族の官吏独占を防ぎました。だって頭悪い人が入れないもん。

 宋の時代には、殿試が加えられます。これは皇帝自らの試験ですね。君主の権威を上げるために行われました。

 そして最終的には1905年に廃止されました。光緒帝による光緒新政が行われ、官制改革が行われた際の廃止でした、

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