入試概要
大学:上智大学
学部:文学部史学科
区分:共通テスト併用入試
試験科目:
共通テスト…英語(60),国語(40),社会(40)
2次試験…歴史学をめぐる試験(100)
試験日程:2/4
お得ポイント
事実上の歴史1科目入試!
非常に珍しいタイプですね。1科目入試と言えば、数学とか英語で多いイメージですが、ここでは「歴史」の1科目入試です。100点満点の「歴史学をめぐる試験」でどこまで取れるかが勝負を決めます。歴史ができれば上智に入れるわけですよ。歴史が得意な人には絶対おすすめです。
日本史・世界史の片方できれば大丈夫! 両方できればさらにお得!
「歴史学をめぐる試験」と聞くと「日本史と世界史両方出てくるのか…」と思いがちですが、もちろん両方出てくるものの片方ができれば解けるようになっています。イメージ的には選択問題になっていると思ってください。ですので、逆に日本史と世界史が両方できてしまう人だと解く問題の選択肢が広がってより点数が上がる可能性もあります。かといって、この入試のためだけに両方勉強する必要はありません。
英語民間試験の提出で加点できる!
英語民間試験を持っていると、共通テストの英語の点数に9点まで加点されます。資格を持っているならこちらも最大限活用しましょう。また、資格の提出は任意なので、持っていない人でも出願に支障はありません。実際、私も民間試験の入試利用に反対していた立場だったので、民間試験は受験せずに加点なしで臨みましたが、そんなに不利益を被った感覚はありませんでした。
注意点
歴史の難易度はそれなりに高い
実際に去年の問題が出ていると思いますので、ぜひ一度見てください。まあまあ重い論述問題があったりしますので、記述・論述の対策をしている人でないと厳しいと思います。
共通テストの配点も意外に大きい
共通テストは各科目の配点は小さいものの、全体では140点分の配点です。あまりに低い点数だと、歴史がどんなに得意でも挽回がかなり難しくなります。
補欠の人数が異常
上智大学全体で言えることですが、ここは補欠の人数が異常に多いです。補欠から繰り上げも異常に多いです。2月中旬で難関大の中では結果発表が早い方なので、ここで補欠を出されるとかなりメンタルをやられる可能性があります。ただし2月下旬以降に繰り上げもありますので、まだ希望は捨てないでください。
TMT専属ライター。Study by TMT代表。
担当科目:国語・数学・英語・日本史・世界史・地理・公民・物理・化学・生物
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