【お得な受験情報#2】慶應義塾大学薬学部

一般入試

入試概要

大学:慶應義塾大学
学部:薬学部
区分:一般入試
試験科目:
 2次試験…数学(100),英語(100),化学(150)
試験日程:2/10

お得ポイント

化学が得意な人に断然有利!

 入試の配点で化学が最も大きくなっています。化学ができる人は圧倒的に有利です。「いや、でも所詮50点差でしょ、英語と数学もできないと慶應に入れないよ」と言ってるそこのあなた! 詳しく解説しましょう。数学はⅡBまでが範囲で、慶應とは思えないくらい死ぬほど簡単です。英語については、何言ってるか全く分からず死ぬほど難しいです(医学系志望で医療系英単語を学習している人には比較的読みやすいようです)。よって数学と英語ではほとんど差がつきません。化学が差をつけられるように問題ができています。化学が得意な人には、断然おすすめです。

医薬系志望の人はさらに有利!

 医学系を目指して勉強している人には、死ぬほど難しい英語も実は解けてしまったりします。英語は、単語が医学系統のものが多いので難しいんですね。通常の理系の人が挑んだらコテンパンにやられる英語であっても、医学部志望の人なら点数取れてしまうこともあります。そういった人たちにもおすすめです。

問題が比較的易しい

慶應という単語を聞いて非常に難しい問題が出る印象を持ちがちですが、合格点が例年6割~7割なのに対し化学では出題される問題の8割以上が、誰もが一度解いたことのあるような問題である印象です。難問を落としたとしても、十分合格圏内まで持っていけます。数学には難問がほとんど全くありません。英語もテーマが医療系や自然科学系であって単語は非常に難しいものの、逆に言えばテーマがすでに分かっているようなもので、医療系の英単語を集中的に勉強すると、形式もほぼすべてマークですし点数が伸びやすいです。

注意点

薬学部には薬学科と薬科学科がある

 慶應の薬学部には薬学科と薬科学科があります。6年制で薬剤師を目指すのが薬学科で、4年制で化学科に近いことをやるのが薬科学科になります。出願の際にどちらを選ぶか注意してください。特に薬学科については倍率が高いことがあるので、薬剤師を目指していない場合は薬科学科の方が無難だと思いますよ。

慶應の中では新しい学部

 まあ今の時代で気にする人がどこまでいるか分かりませんが、実は慶應の薬学部はもともと別大学でした。共立薬科大学っていうところですね。10年以上前に合併して現在の学部となったので、将来「慶應の中では端くれ」みたいに気にする人がいないとは限らないかもしれません。まあ、もうこの事実を知っている人自体がそこまでいないので大丈夫だと思いますけどね! 私は全く思ってませんよ!

英語の対策が必要

 慶應薬では例年やや長めの長文が3題出題されますが、ほとんどが医療に関する文章で、その分専門的な単語が多く出てきます。受験することが決まったら、私立医学部受験生のやるような医薬系の英単語帳を、どこのものでもよいので一冊やっておきましょう。

 ただし、数学や化学で点数が取れる人は英語が30点でも合格圏内に持っていくことはできます。自分の科目の出来と他の出願校とのバランスを考えて英語の対策をしましょう。

とにかくスピード勝負

3科目全てで時間に余裕がないと思ってください。特に英語では長めかつ難単語が多い長文3題+αを80分解かなければならず、かなりハードです。ほかの科目はこれ程ではありませんが、じっくり考えている時間はありません。わからない問題はすぐに捨てる判断をして、試験時間中はひたすらアウトプットしましょう。

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