皆さん、古文単語ってしっかり覚えてますか? なかなか覚えられない人が多いかと思います。ここでは、古文単語の学び方、おススメの単語帳を紹介したいと思います。
古文単語って、覚えるべきものはいくつくらいですかね? まあ大体で言うと300語くらいだと思います。今の日本語と全く同じものとかは覚える必要ないですからね! 英単語って、ターゲットなら1900語とかあるわけですよ。それに比べると、ほんの300語ですよ。画期的でしょ。
古文単語の暗記法
先ほど、300語ほど覚えればいいと言いましたが、その300語が大変なのよね。英単語1000語覚えるのと、同じくらいの負担はあるんじゃないかと思います。理由は、現在との相違っていうのが一番じゃないかなー。
ということで、ここでは古文単語学習の3つのコツを紹介しましょう。
漢字と一緒に覚える
さて問題です。次の単語の意味を答えなさい。
①こちなし ③こちごちし
正解はこちら。
①無風流だ ②無風流だ
これ覚えるの大変じゃないですか。ですが漢字に直すと、一気に解決するんですよ。
①こちなし → 骨なし
②こちごちし → 骨骨し
「骨」っていう字を見て、なんとなく「無風流な」イメージはあると思うんですよ。「こちごちし」はそれですぐわかると思います。では「こちなし」の方ですが、このポイントは「なし」ですね。これは、”無し”という意味ではなく、どちらかといえば”為し”の意味です。そうすると、「こちなし」「こちごちし」で同じ意味になることはわかると思います。
あと他の例としては、「なめし」ですね。「失礼だ」という意味を持っていますが、これを漢字に直すと、「無礼し」ってなります。そうすると漢字のままですね。
成り立ちを覚える
こちらの単語の意味は分かりますか?
①こちたし
①仰々しい、煩雑だ、多い
先ほど出した単語と似たものを持ってきましたが、意味が全然違いますね。この単語については、成り立ちを見てみましょう。「事痛し」「言痛し」なんですね。これが分かると、「事が痛い」わけですから、「仰々しい」っていう風な変換がなんとなくできます。
イメージを覚える
最後はイメージで覚えるってことを考えていきましょう。
例えば、「ところせし」の意味って分かりますか? 「窮屈だ」「気づまりだ」「大げさだ」なんていう意味があります。意味がいっぱいあると覚えるのが大変そうですが、こういう時はイメージで覚えましょう。この場合のイメージは、「窮屈」です。ここから派生して、気持ちが窮屈なら「気づまり」だし、自分が窮屈に感じられるほど「大げさ」、なんていう風にできます。
このようにイメージで覚えることで、暗記量を減らすことができます。
おすすめ古文単語帳
最後に私が大絶賛している古文単語帳を教えます。学校で配布されているものは様々だとは思いますが、もう1冊これを買うのをお勧めします。駿台文庫の『日々古文単語帳365』です。
これが非常におススメです。中身は12章で成っていて、1章ごとに解説+問題演習がセットになっています。また、通常の単語帳は品詞別になっていて、あいうえお順かと思いますが、これについては意味・使用場面などでカテゴライズされており、非常に分かりやすいです。
単語の解説では、学習において重要な成り立ち・使用場面・イメージについて説明されており、私が推奨する学習法にピッタリです。
まとめ
・古文単語は、漢字と成り立ちとイメージで覚える
・おススメの単語帳は『日々古文単語帳365』
コメント
「所狭し」といえば
暑さ所狭しですね!
あとは身分が低い系の意味も印象的です!