〈生物〉「同化」と「異化」とは？　一斉解説！！

　今回のテーマは代謝です。同化と異化の区別ができるようになりましょう！！

代謝

　まずそもそも代謝ってちゃんと分かります？　生体内での物質の化学的変化のことをまとめて代謝と言います。これによってエネルギーの移動が起こります。

　代謝の中でも、同化と異化の２種類に分かれます。

　異化から説明しましょう。異化とは複雑な有機物を分解して、単純な物質にする反応です。これによって、エネルギーを放出します。なので発エネルギー反応（エネルギー放出反応）と言います。

　代表例は呼吸ですね。グルコースを分解して、エネルギーを作っていますから！

　一方で、発酵というものもあります。これは呼吸と違って酸素を使わない反応です。ATPを合成する点では呼吸と変わりません。

　続いては同化です。同化というものは、複雑な有機物を合成する反応です。一般的にはエネルギーを吸収する反応なので、吸エネルギー反応（エネルギー吸収反応）と言います。ATPをADP＋リン酸に分解する時に発生するエネルギーを使います。代表例は光合成ですね。

　光合成は炭酸同化に分類されます。炭酸同化とは二酸化炭素を取り込んで有機物を合成する反応です。光エネルギーを使うものが光合成、化学エネルギーを使うものが化学合成です。

　一方で、アミノ酸などの化合物を合成する反応は窒素同化と言います。