〈政経〉臨時国会招集のルールとは？？

　今日から臨時国会が始まりました。今回は、臨時国会のルールについてまとめて行きたいと思います。

臨時国会とは

　そもそも国会には通常国会・臨時国会・特別国会の３種類があります。通常国会は１月から予算などについて話し合われる国会です。特別国会については内閣総理大臣指名のために選挙後に開かれる国会です。

　臨時国会については、招集されるのは、内閣が必要と認めた時、いずれかの議院の総議員の４分の１の要求があった時です。現実には、毎年開かれていますが、時期などはバラバラのため、臨時国会と言われています。

　臨時国会は招集のルールとして、いずれかの議院の総議員の４分の１が要求した時ということですが、現実には野党だけでこの数字を満たすことができてしまいます。ところが野党が要求しても臨時国会が招集されていないことがあります。これは要求があってから招集までの日数の規定がないからです。

　今回の国会にて、日本維新の会と立憲民主党が共闘するということですが、この中には臨時国会の招集の期限を決めることも含まれています。いよいよ臨時国会ルールのバグが解消される時が近いかもしれませんね！

TMT専属ライター。Study by TMT代表。

担当科目：国語・数学・英語・日本史・世界史・地理・公民・物理・化学・生物