〈公民〉安倍政権の業績を振り返る

公民

 昨日、安倍元首相が亡くなってしまうという衝撃のニュースが流れてきました。今回は、第1次〜第4次の安倍政権での出来事・業績を振り返っていきます。

第1次安倍晋三内閣

 2006年9月から2007年9月まで継続したのが、第1次安倍内閣です。総務大臣には菅義偉、外務大臣には麻生太郎、経済産業大臣には甘利明、防衛大臣には小池百合子(途中から)などがいました。

 成果としては色々あります。まずは憲法改正に向けて国民投票法を制定しました。また、防衛庁を防衛省に格上げしたのもこの時です。

 2007年8月には内閣改造が行われましたが、その1ヶ月後に内閣総辞職となってしまいました。

第2次安倍晋三内閣

 2012年12月末から2014年12月まで続いたのが第2次安倍晋三内閣です。民主党から政権を奪って、5年ぶりの再登板となりました。財務大臣兼副総理に麻生太郎、外務大臣に岸田文雄、経済産業大臣に茂木敏充、内閣官房長官に菅義偉を起用しました。また、2014年9月に発足した改造内閣では、総務大臣に高市早苗が就任sました。

 まずこの内閣、同一閣僚内閣として戦後最長記録を更新しました。また、TPP(環太平洋経済連携協定)への参加について諸外国と大きく交渉し、開かれた日本を作るために努力していました。また、普天間基地の辺野古移設についてもある程度決められていきました。また、消費税が5%から8%に増税されました。また、アベノミクスや3本の矢といった政策は、この頃始められました。

 また、東京での2020年のオリンピック開催はこの頃決定しました。

第3次安倍晋三内閣

 2014年12月から2017年11月まで、第3次安倍内閣が続きました。多くのメンバーは、前回の改造内閣から続投しています。2015年の第一次改造の際には、規制改革担当大臣などとして河野太郎が初入閣しています、第二次改造の際には、文部科学大臣に松野博一が就任しました。第三次改造の際には、総務大臣に野田聖子、外務大臣に河野太郎、厚生労働大臣に加藤勝信が就任しました。任期中には、女性閣僚2名が同時に辞任するというようなトラブルにも見舞われています、

 この頃にはアベノミクス政策は本格化してきました。また、TPPも大筋合意に近付いてきました。また、沖縄県の翁長知事と会談して、辺野古移設に関する政策を進めてきました。また、18歳選挙権を認める公職選挙法の改正も実現しています。また、熊本地震が起こったり、天皇陛下の生前退位が表明されましたね。IR関連の法案整備も始まってきました。

 さらにオリンピック・パラリンピックの開催に向けて、担当大臣を創設したほか、新国立競技場の建設も進めます。また、2015年には戦後70年談話も発表しました。そのほか安保関連法案も審議入りしています。伊勢志摩サミットやオバマ大統領の広島訪問もこの時代です。パリ協定の成立もありました。イスラム国による日本人人質事件も起こっています。北方領土交渉も展開されていました。

第4次安倍晋三内閣

 2017年11月から2020年9月まで、第4次安倍晋三内閣が続きました。閣僚は前回の内閣から大幅な変更はありませんでした。第一次改造で、わずかに閣僚を交代。第二次改造では、総務大臣に高市早苗、法務大臣に河井克行、外務大臣に茂木敏充、厚生労働大臣に加藤勝信、環境大臣に小泉進次郎、経済再生担当大臣に西村康稔、オリンピック・パラリンピック担当大臣に橋本聖子が就任しました。

 この頃は、働き方改革、さまざまな災害に対する対応、天皇の生前退位などがありました。桜を見る会や黒川検事長の定年問題などのトラブルにも見舞われました。そして、なんと言っても新型コロナウイルスへの対応ですね。2020年初期から半年間にわたって未知のウイルスとの戦いを繰り広げました。そして、2020年9月に病気を理由として総辞職してしまいました。

まとめ

 安倍晋三さんは、4度首相を務め、11回にわたって組閣しました。組閣回数は憲政史上最多であり、首相としての連続在職日数・通算在職日数共に過去最多です。日本のさまざまな問題について尽力をされた方が亡くなってしまった、何よりもこの日本で銃撃事件が起こってしまった、これが何よりも問題です。安倍さんを評価する人、評価しない人分かれるとは思いますが、そういった意思はぜひ選挙を使って反映させてほしいものです。

 

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