〈地理〉カルスト地形の種類を徹底解説!

地理

 今回はカルスト地形について解説していきます。「カルスト地形って何?」って人はいませんかね? 石灰岩によって形成された台地が雨水によって溶けてしまうことによって形成される地形です。

CaCO3 + CO2 + H2O → Ca(HCO3)2

 以上のような反応が起きています。二酸化炭素CO2は雨水に含まれており、炭酸カルシウムCaCO3は石灰岩の主成分ですね。

 それでは、その種類を見ていきましょう!

ドリーネ

 雨が降って石灰岩大地上に水が溜まり、この雨水によって溶かされた窪地(これをカルスト凹地という)を形成します。これをドリーネと言います。直径数mのものから数百mのものまであります。秋吉台でも見ることができます。

ウバーレ

 ドリーネが拡大・連続してできたものをウバーレといいます。大きさは1kmほどにもなります。ここまで来ると、穴かどうかも気付くのが大変ですね。

ポリエ

 ドリーネやウバーレがさらに拡大して大規模な窪地ができると、これはポリエと呼ばれます。面積数km2以上にも及ぶものですね。ここまで来ると盆地になり、普通に町を形成しています。

 地中海沿岸で見られて、ここではぶどうやオリーブが作られます。

タワーカルスト

 厚く堆積した石灰岩が高温多雨気候において溶食を受けてできた岩峰はタワーカルストと言います。本当にタワーみたいな地形なんですよね。有名なのは中国のコイリンにあるタワーカルストです。

鍾乳洞

 地中にあった石灰岩が二酸化炭素を含んだ地下水などによって溶食されて、それによって生じた地下の空洞を鍾乳洞と言います。日本でも、各所に鍾乳洞がありますね。外よりも涼しいイメージがあるのではないでしょうか? 鍾乳洞の仕組みについて知りたい人は以下の記事を見てください!

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