今回から、英語の解説記事を書いていきます。第1回は定番中の定番、”話す系”の単語についてまとめていきます。
say、tell、talk、speakのそれぞれには、それぞれの使い方があります。また例外事項もたくさんあるので、ここで一気にまとめます。
say
原則は他動詞。目的語には人を取らず、that節、wh-節などをよくとります。また、explainはこの用法に近いです。
※用例
You said that SV. (あなたはSVと言った)
※例外
人を目的語に取るときは、「say to 人 内容」の形を使う
tell
原則は他動詞。目的語には人を取ります。
※用例
Tell me what happened.(何が起こったか教えて)
I told him to go school.(彼に学校へ行くよう言った)
※例外
tell a lie, tell the truthなど
tell A from B(AとBを区別する)
speak
原則は自動詞。人を目的語に取りたいときはspeak toもしくはspeak with、話題を目的語に取りたいときはspeak aboutもしくはspeak ofの形を取ります。
※用例
I spoke about nuclear energy.(私は原子力発電について話した)
I spoke in school festival.(私は文化祭で話した)
※例外
言語だけは目的語に取ります。
I can speak English.(私は英語を話せる)
talk
原則は自動詞。人を目的語に取りたいときはtalk toもしくはtalk with、話題を目的語に取りたいときはtalk aboutもしくはtalk ofの形を取ります。
※用例
We talked about nuclear energy.(私たちは原子力発電について話した)
I talked with him.(私は彼と話した)
※例外
目的語を取ることができる例。
I talked him into cooking.(私は彼を説得して料理させた)
talkとspeakの違いは??
さあ皆さん、ここで疑問に思うのが「talkとspeakって一緒じゃねーか!!」っていうことですね。誰もが気になると思うのでここで紹介します。
結論から言います。speakについては「”ただ”話す」、talkについては「話し”合う”」だと思ってください。
speakは、相手がいるということが重要ではありません。重要なのは「言葉を発した」ということです。それに対してtalkは相手がいて初めて成立するものです。目的語に人がなくても、相手がいると思ってください。
ちなみにこの関係性はsayとtellでも成立します。sayは相手がいることは前提になく話すという”行為”を示すのに対し、tellは相手がいる前提で”伝達した”という意味合いで使われるものです。
まとめ
ということで以下のように整理しました。
say…人をOに取らない行為の他動詞
tell…人をOに取る伝達の他動詞
speak…行為の自動詞
talk…伝達の自動詞
この4語は必ず押さえて自分で自由に使えるようになってください。英作文にも文法問題にも欠かせない知識になると思います。
それでは、今回はこの辺で~
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