〈国語〉あの慣用句に続きがある!?

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今回は国語というより、雑学といった方が正しいかもしれません。

「井の中の蛙大海を知らず」の続きは…

「井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る

これは聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。この言葉の出典は荘子の「秋水篇」なのですが、後半の「されど空の青さを知る」はありません。実はこの続きは日本に伝わってから付け加えられたものだとされています。

この後半が付け加えられたことで「狭くて閉じた世界観の中にいたからこそ、誰よりもその世界の深いところまで知っている」というような意味になります。いかにも日本らしい言葉だと思います。

「地球は青かった」の続きは…

「地球は青かった。しかしどこを見回しても神はいなかった。

世界初の有人宇宙飛行を成功させたガガーリンの有名な言葉の続きです。この言葉も正確な記録はないようですが、海外では後半の言葉のほうが有名だそうです。

「Boys, be ambitious」の続きは…

「Boys, be ambitious like this old man.

クラーク博士の有名な言葉である「少年よ、大志を抱け」の続きです。後半の部分が付け加えられると「少年よ、この老人と同じように大志を抱け」です。ただしこれも脚色された可能性があるとか。

「一富士二鷹三茄子」の続きは…

「一富士二鷹三茄子 四扇五煙草六座頭

初夢で見ると縁起がいいものとして「一富士二鷹三茄子」はよく言われますが、その続きがあります。そもそも前半の「一富士二鷹三茄子」の三つについても様々な解釈があるため、ここに説明が収まりそうにないので省かせていただきます。

「天は人の上に人を造らず」の続きは…

「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らずといへり

福沢諭吉の「学問のすゝめ」の一番有名な言葉の続きです。この後半が加わることで「人は本来平等なものであるであると言われている」と引用の形になります。


日本語って面白い。

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