〈政治〉政党解説2025 再生の道

2025参議院選挙特集

2025参院選特集シリーズです。今回は再生の道について解説していきます。

動画解説もご覧ください。

再生の道とは

 再生の道は、国政政党要件を満たすことを狙う政治団体です。代表者は前広島県安芸高田市長の石丸伸二です。

石丸伸二の歴史

安芸高田市長

 2020年、広島県の安芸高田市長が、河井克行衆議院議員から賄賂を受け取った責任をとって、市長を辞職することになりました。ここに殴り込んで立候補したのが、三菱UFJ銀行で働いていた石丸伸二でした。

 選挙の結果、石丸伸二が勝利し、安芸高田市長に就任しました。市政においては、市議会と度々対立する様子が、メディアで報じられていました。

東京都知事選挙へ

 石丸伸二は任期満了にあたって不出馬を表明し、その後東京都知事選挙に立候補します。無所属・政党推薦なしで立候補し異色の選挙戦を展開しました。普通の演説は1時間程度政策について話すところ、石丸氏は15分程度の演説を一日に相当数こなすことで、知名度を上げていきました。やがて切り抜き動画が拡散され、話題になっていきました。

 最終的には、立憲民主党らが支援した蓮舫候補をおさえ、得票率2位となりました。落選は落選ですが、当初の予想からは遥かに健闘しました。

再生の道

候補者の公募

 その後、2024年6月の東京都議会議員選挙に向けて、東京都の地域政党である再生の道を立ち上げました。まず、候補者については公募して、オーディション形式で選ぶことにしました。また、党としての公約は掲げず、多選の制限だけが設けられました。党議拘束もなく、他党との掛け持ちも可能とするなど、かなり異例の党でした。

東京都議会議員選挙

 迎えた2025年6月の東京都議会議員選挙は、42人を擁立しましたが、候補者は全員落選をしました。ただし、得票数だけで言えば、40万票以上を獲得しており、立憲民主党に次ぐものでした。

参議院議員選挙

 今回の参議院議員選挙は東京選挙区と全国比例に候補者を擁立しています。また、今回は公約として「教育最優先」を掲げています。

 東京選挙区は50〜55万票、全国比例は全国で100万票程度の票が集まれば当選することができます。また、国政政党になるためには全国で2%の得票が必要です。果たしてこれを突破して、国政政党デビューできるのか、注目ですね!

〜参議院情勢〜

現有議席:0
(改選0、非改選0)

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