~数学的に解説します!!~
今回は曜日に関する問題です。カレンダーを見れば答えなんてすぐに分かってしまいますが、今回はそれを計算によって求めようと思います。
<1年後の曜日は?>
1年間は365日あります。365÷7=52あまり1となります。
余談ですけど、1年間は約52週間もあるんですね…
それはさておき今回はあまりに注目!!あまりが1ということは1年後は曜日が1つ後ろにずれるということです。ただし、閏年(うるう年、約4年に1回1年が366日ある年)は1年が366日あるので366÷7=52あまり2となって曜日が後ろに2つずれることになります。曜日が後ろに1つずれるというのは例えば木曜日ならば金曜日、日曜日ならば月曜日といった具合です。
<まずは1年後の今日の曜日について>
大まかな計算はできましたが、ここからは実際に1年後の今日が何曜日なのかについて考えていきます。
まずは閏年について考えなくてはいけません。閏年は2月29日が存在する年を指します。つまり、今日から1年間の間に2月29日が存在するかどうかが重要になってきます。(よくある勘違いとして今年が閏年なら来年の今日は曜日が2つ後ろにずれる、と考える人がいますがこれは正しくありません。)
つまり、今日が3月から12月の場合は来年が閏年かどうか、今日が1月か2月なら今年が閏年かどうかが見極めるカギです。それが閏年なら来年の今日は今日の曜日を2つ後ろにずらした曜日、閏年でないならば来年の今日は今日の曜日を1つ後ろにずらした曜日が来年の今日の曜日となるわけです。
<来年の1月1日(元旦)は何曜日>
2022年の元旦は土曜日でした。これをもとに1年経過するごとに曜日を1つ後ろにずらした曜日がその年の元旦の曜日となります。ただし、2024年、2028年、2032年、2036年…は閏年ですのでこの翌年の元旦は曜日を2つ後ろにずらさなくてはいけないことに注意してください。また、4年で5日(閏年1年とそうでない年3年)曜日が後ろにずれると考えると少し楽になります。
<閏年とは>
閏年とは基本的に西暦が4で割り切れる数(4の倍数の見分け方と証明はここをクリック)であれば閏年です。ただし100で割り切れる年に関しては注意が必要で、その年が400で割り切れればその年は閏年、そうでなければ閏年とはなりません。
コメント