〈数学〉数学的帰納法とは? 図解でわかりやすく解説!

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 こんにちは! 今回は数学的帰納法について解説していきます!

数学的帰納法について

 まずは数学的帰納法の仕組みから解説します。ある自然数nについての命題を証明したいときについて、以下のステップで証明します。

(ステップ1)
n=1 のとき命題が真である(成立する)ことを証明

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(ステップ2)
nが自然数のときn=k のとき命題が真であることを仮定し、
n=k+1のとき命題が成り立つことを証明

 以上のステップで証明を進めます。

 (ステップ1)で初めの数のとき(今回は1で行ったが問題によって2以上などの指定がある場合はその最小の数で行う)での成立を確認します。そのうえで(ステップ2)が証明できれば、n=1のときステップ1で確認したとおり成立し、n=2のときはステップ2においてn=1が成立するので成立するといえます。また、n=3のときはn=2が成り立っているので成立すると言えます。このように連鎖的にすべての自然数について成立するといえます。この方法を数学的帰納法といいます。

 また、問題によってはn=1,n=2のときの成立を確認したうえで、n=k, n=k+1 のときを仮定してn=k+2が証明されるといった応用パターンもあるので注意が必要です。

練習問題

 それでは、以上のステップを覚えた上で練習問題を解いてみましょう!!

(ステップ1)
n=1のとき101-1=9より9の倍数になっているので成立する。

(ステップ2)
kを自然数とし、n=kのとき10n-1が9の倍数であると仮定すると、n=k+1のとき、
10k+1-1=10(10k-1)+9
となり、仮定より10n-1は9の倍数かつ9も9の倍数なので、n=k+1のときも9の倍数となった。

(ステップ1)および(ステップ2)よりすべての自然数nについて10n-1は9の倍数である。

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