金属結晶の範囲で覚えなければならない点をまとめました
- 結晶の構造
- 半径と一辺の関係について
- 充填率の出し方
- 密度の出し方
金属結晶の分野において一番重要な4つをピックアップしました。
この記事では上の二つについて解説していきます。
結晶の構造
大きく結晶の構造といいましたが詳しく分けると結晶内の原子数、配位数の2つに分けられますね。
体心立方格子では結晶内の原子数が2個、配位数が8
面心立方格子では結晶内の原子数が4個、配位数が12
六方最密構造では結晶内の原子数が6個、配位数が12
また、六方最密構造の単位格子で考えると原子数が2個となるので注意してください!!
半径と一辺の関係について
続いて頻出の半径と一辺の関係について説明していきます。
体心立方格子を例にして考えていきましょう。
単位格子の一辺をa、原子の半径をrとします。
そして単位格子の対角線で真っ二つにすると次のような面ができます。
単位格子の対角線は√3aとなりそれを半径rで表すと、上の図より4rと考えることができます!!
よって、√3a=4r
a=4√3/3 と求めることができます。
面心立方格子も同様に単位格子の1つの面を見てあげると半径と一辺の関係を求めることができます。
本日は以上となります。次の記事にて充填率の求め方、密度の求め方について解説していく予定です。
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