こんにちは、今回は渤海国について解説していきます。奈良〜平安時代の外交に関する問題の定番ですね。
渤海とは
満州あたりにできたツングース系の王朝になります。靺鞨族と高句麗の遺民が698年に建国しました。建国者は大祚栄です。
この国は、日本と非常に仲が良かったんですね。なぜかって? 近くの新羅と唐とは仲が悪かったからですよ。まあ流石に日本とは近所の国として仲良くしておきたいのよね。というわけで日本には渤海使が派遣されました。まあ向こう風に言うなら遣日使とかになるのかな(笑)。逆に日本からは遣渤海使というものが派遣されます。渤海使は日本での待遇も最高に良いですよ。松原客院や能登客院、さらに大宰府や平安京の鴻臚館で特別待遇を受けました。日本にとっても渤海は重要な国だったんですよね。なんせこの時期、新羅との関係はいまいちでしたから。
渤海の滅亡
渤海については、926年に滅ぼされてしまいます。滅ぼしたのは契丹です。この人たちはのちに遼を建国します。
まとめ
今回は渤海についてまとめました。よく出ますからね、必ず覚えておきましょう。
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