反応速度とは
反応速度とは、単位時間あたりの濃度変化とことを言います。5秒間で生成物が0.5mol/L増加したのであれば、反応速度は0.1になります。まあここまではいいでしょう。
反応速度を上げる方法
では本題に入りましょう。反応速度を上げるには大きく4つの方法があります。これを一つ一つ紹介して行くので、しっかり覚えておいてください。
反応物の濃度を上げる
2つの物質の化学反応というのは、そもそも両者の衝突によって引き起こされます。両者の衝突の可能性を上げてあげればいいんですね。そのために濃度をあげれば単位体積あたりの粒子量が増えるわけですから、もちろん衝突の確率が上がりますね!
温度を上げる
化学反応が起こるためには、一度活性化状態にならなければなりません。活性化状態にするためには大きなエネルギーが必要で、これを活性化エネルギーと言います。
温度を上げるということは、活性化エネルギーよりも高いエネルギーをもつ分子が増加するため、反応速度を大きくすることができます。
触媒を入れる
自らは化学変化せず、反応速度を変える物質を触媒と言います。皆さんの体内の消化酵素(アミラーゼ)なども触媒の一種です。
触媒を加えることで活性化エネルギーを下げることができます。そりゃあ反応しやすくなりますよね。
固体粉末を細かく砕く
あとは物理的な方法にはなりますが、反応物が固体の場合はそれを細かく砕くことで反応速度を上げることができます。粉末状の方が表面積が大きくなって反応しやすいからです!
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