第1回
1832年に初めて選挙法が改正されました。時のヨーロッパは七月革命で民主化ムードが高まっていました。改正したのはホイッグ党のグレイ内閣です。ここで腐敗選挙区が廃止され、産業資本家に選挙権が与えられました。
第2回
1867年には第2回選挙法改正が実施されました。保守党のダービー内閣の時代になります。ここで都市労働者と商工業者にも選挙権が与えられました。
第3回
1884年は第3回選挙法改正になります。ここでは自由党のグラッドストン内閣です。農業労働者や高山労働者にまで選挙権が拡大され、男子普通選挙がほとんど実現しました。
第4回
1918年には第4回選挙法改正です。時のヨーロッパは第一次世界大戦の終結ムードです。第一次世界大戦を機に女性の社会進出が進み、女性に選挙権が与えられるようになりました。ただし男性は21歳以上の普通選挙に対して、女性は30歳以上の普通選挙でした。ここに差別は存在します。この時はロイド=ジョージ内閣ですよ。
第5回
1928年に第5回選挙法改正が実施され、保守党のボールドウィン内閣主導のもと、男女平等の普通選挙が実現しました。
1969年
戦後の1969年には、第6回選挙法改正が実施されました。労働党ウィルソン内閣によって、選挙権年齢が18歳に引き下げられました。
ちなみに日本の場合、18歳に引き下げられたのは本当に最近ですよね!
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