日本史が苦手な人へ
受験生の皆さんの中には理系も文系もどっちも得意じゃないけど、まだに文系の方ができるかなという考えで文系を選択し、さらに世界史と日本史のどちらかを選ぶ際になんとなくで日本史を選んだ人もいると思います。しかし、日本史は覚えることが多く、政治史だけでもお腹いっぱいなのに文化史まで入ってくるから日本史を選択したことを後悔している人もいるかと思います。今回はそんなあなたに、日本史を武器にはできないが、他の教科で日本史の点数を挽回できる程度に日本史ができるようになる私なりの勉強法をお教えします。
文化史を捨てろ!
日本史選択者の人は政治史はできるが、文化史は苦手だと言う人が多いと思います。私もそうでした。その理由として、政治史にばかり集中してしまい文化史に手をつけられていないという人が多いと思います。政治史に集中してしまうのは仕方ありません。なぜなら絶対に文化史よりも政治史の方が入試で出る確率が高いからです。はっきりいって政治史をしっかり覚えていない場合に文化史をやっても意味がないと思います。政治史も中途半端で文化史も最後までできずに中途半端、こんな状況で入試シーズンに突入してしまうと、結果は見るまでもなくひどいものとなるでしょう。よって、政治史がしっかりとできていない人は、文化史を捨てる覚悟をしましょう。文化史ができないからといって入試の日本史で0点をとってしまうなんてことはまずないでしょう。逆に政治史ができていないと0点なんてこともあり得るかも。まずは政治史!政治史ができなければ日本史は使い物にならないを肝に銘じて、文化史を捨てましょう。もちろん政治史は完璧で日本史を入試で武器にしたいという人は、文化史もどんどんやってください。逆に文化史まで完璧にすれば他の受験生と差をつけることができます。
教科書を読め!
高校の日本史の先生はきっと「教科書をしっかりと覚えなさい」などとあなた達に言うでしょう。その通り!教科書はとてもいい教材です。私は教科書を家で音読していました。最初は黙読をしていたのですが、ある時音読に変えてみたところ、明らかに自分の頭に入ってくる知識の量が違うことに気づきました。ただ音読をするのではなく、自分が学校の先生になったつもりで自分の前には生徒がいると思って音読をしてください。ただ音読をするのでは黙読と対して変わらないでしょう。まぁ学校で音読をするのは周りの目もあるので恥ずかしいでしょう。なので家でやりましょう。学校の休み時間に少し読むのではなく、放課後に家に帰ってから教科書の一つの時代のページを全て読むぐらいの量を意識して音読してください。特に、日本史は各時代ごとのつながりはたいして必要ありませんが、同じ時代の中で誰がどの順番で登場したかなどが大切になってきます。そのため、一つの時代は一回で読み切る必要があるのです。
一問一答!
日本史の教科書を読むところまででは全国の受験生と対して差はつかないでしょう。しかし、教科書をある程度音読し終えてから一問一答をやってみてください。結構解けると思います。これが大切!去年の共通テストは暗記よりもしっかりと与えられて情報から、答えを導き出す問題になっていました。今年度の共通テストも同じような問題形式であったなら、対策は教科書の音読を何回もすばそれなりの点数を取ることができるでしょう。しかし、各大学ごとの試験となった際には教科書だけでは不安になりますよね?
そんな不安を払拭しましょう!
東進が出版している一問一答は、全国の受験生が使う一問一答の中で一番メジャーなものではないでしょうか。その一問一答でいいです。その一問一答を教科書の各時代ごとに読み終わった時にやってみましょう。その場ですぐにやることが大切です。教科書で覚えた知識をすぐに一問一答で使いましょう。一問一答の中には、その問題の重要度を表した星マークがあると思います。日本史を武器にしたい人は星なしの問題まで、日本史で足を引っ張りたくない人は星2まで覚えましょう。星3の問題は教科書を読めばほとんど一回で正解することができるでしょう。正解できなかった問題は何回もやって覚えましょう。一問一答はいつでも持ち歩きましょう。ちょっとした時間にやって、知識を定着させましょう。
具体的な時期にやるべき対策
・高3の4月に始めようと思った人。未だ間に合います。教科書と一問一答をしっかりとやりましょう。
・夏休み直前にやり始めた人→ギリ間に合います。ちょっとスピード感を出していきましょう
・夏休み明けの9月に始める人→苦手な部分から教科書と一問一答をやりましょう
・高3の12月に始める人→ハッキリ言って今から全部をやろうとするには普通は無理です。よほど時間に余裕がないとできません。なので、明らかにできていない部分からやって、最後までいけれラッキーだと思ってやってください。
・共通テスト直前の人→教科書を読みなさい。一問一答をやっている暇はありません。全力で1秒も無駄にしないようにしましょう。
その他
上で紹介してきた勉強方法以外にも、インターネット上で検索すればいくらでも勉強法は出でくると思います。しかし、その中で自分に合った勉強法を見つけるのは意外と難しいです。なので、自分がこれまでやってきた勉強法でしっかりと知識が身についているならその勉強法で頑張ってください。日本史は最後まで伸びる科目なので、諦めずにやれば必ず点数に結びつきます。
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