【学習情報】R7年度以降の共通テストの試験科目

共通テスト

3/24に、令和7年度以降の共通テストの試験科目が発表されました。

国語・英語・理科

 基本的には変更無さそうです。

数学

 「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」のいわゆる”数学Ⅰ・A系列”は、これまで通りに実施されます。

 「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・B」などの”数学Ⅱ・B系列”については大きな変更があります。まず、同時間帯に実施されていた科目のうち、「数学Ⅱ」「情報関係基礎」「簿記・会計」が廃止されました。まあ、これに影響を受ける人はほとんどいないと思いますが…。一方で、「数学Ⅱ・B」については、「数学Ⅱ・B・C」となりました。

 なお、数学Bと数学Cについては現行のカリキュラムから少し変わりますので、試験内容も変わってきます。これまでの学習指導要領では、数学Bが数列・ベクトル・統計的な推測の3分野で構成されていました。新課程では、数学Bで数列と統計的な推測、数学Cでベクトルと平面上の曲線・複素数平面を学ぶことになります。つまり、これまで数Ⅲの範囲の一部であった分野が共通テストで出題されることになったようです。

社会

 社会については、ややこしい変化が起こっています。まず、現在の社会は「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」の10科目ありました。これが再編され、「地理総合、地理探究」「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」「地理総合、歴史総合、公共」「公共、倫理」「公共、政治・経済」になります。

 何を言っているか分からないと思いますので解説します。まず第一の注目点として、地理・歴史・公民が一つにまとまった「地理総合、歴史総合、公共」という科目が登場しました。つまり、社会の全分野の基礎的な知識が求められるようになったのです。また、「地理総合、地理探究」は従来の「地理B」に近いものです。「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」については、それぞれ世界史の概要+専門分野の細かな知識が求められるものです。公民系の科目においては、「公共、倫理」「公共、政治・経済」の2科目が設置されており、倫理と政治経済のどちらを専門とするかによって選択するものだと思われます。

情報

 これは有名ですね。新たに「情報」が試験教科に加わります。これまでは、「数学Ⅱ・B」の時間帯に「情報関係基礎」という科目が実施されていましたが、情報はそこから独立し新たな教科になります。

 ただし、あくまで共通テストで新設されるものです。実際に大学側がどの程度情報の試験を使って入試を実施していくのか、これについてはまだ未知数です。

試験科目変更の概要

 後日掲載します。

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